研究発表

日本薬品開発株式会社 HOME 研究発表 大麦若葉の青汁成分の研究(第51報) 大麦若葉抽出液の脂肪前駆細胞の分化および脂肪滴蓄積抑制作用について

研究発表

2006年 【日本薬学会 第126年会(仙台)】
大麦若葉の青汁成分の研究(第51報) 大麦若葉抽出液の脂肪前駆細胞の分化および脂肪滴蓄積抑制作用について

○青塚康幸、永尾純三、吉森華香、上山英夫(日本薬品開発)

日本薬品開発株式会社は2006年3月28日から30日まで仙台市で開催された日本薬学会第126年会にて、大麦若葉エキスの研究発表を行いました。
≫ 詳しくは日本薬学会第126年会ホームページにて

【目的】
我々はこれまで大麦(Horidium vulgare L.var.nudum Hook)若葉の抽出液が、抗炎症作用、抗酸化作用、抗潰瘍作用などの生理活性を有することを報告してきた。本研究では、脂肪前駆細胞から成熟脂肪細胞への終末分化および成熟脂肪細胞における中性脂肪滴蓄積に及ぼす大麦若葉抽出液の効果を検討した。

【方法】
マウス脂肪前駆細胞株3T3-L1を以下のとおり培養・染色した。24Well plateに3.0x104/2mL/Wellの濃度でまき3日間基礎培地で培養後、分化誘導因子(0.5mM 3-isobutyl-l-methylxanthin、1μM dexamethasone)と各濃度の大麦若葉抽出液を含む培地で4日間培養し、成熟脂肪細胞へ分化誘導させ、さらに10μg/mL insulinを含む培地で4日間培養した。次に、誘導物質を含まない基礎培地に置き換えて7日間培養し、細胞内に蓄積された中性脂肪滴を色素(Oil Red O)で染色した。その抽出液の492nmにおける吸光度から成熟脂肪細胞の分化度を測定した。

【結果および考察】
大麦若葉抽出液の添加群では、非添加群に比較し、30-50%の脂肪滴蓄積抑制が認められた。この結果から大麦若葉抽出液の中には脂肪細胞への分化または脂肪滴蓄積を抑制する作用を持つ物質の存在が示唆された。今後、抑制効果が分化や脂肪滴蓄積のどの段階で特に効果があるのかについても検討する予定である。

年別アーカイブ

このページの先頭へ