研究発表

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研究発表

2006年 【日本薬学会 第126年会(仙台)】
一般日本人の血中PCBレベルと大麦若葉エキス末による低減効果

深田秀樹(1・2)、青塚康幸(3)、○上山英夫(3)、森千里(1・2・4)
(1:千葉大院医環境生命医学、2:同次世代環境健康学プロジェクト、3:日本薬品開発、4:千葉大学環境健康都市園芸フィールド科学教育研究センター)

日本薬品開発株式会社は2006年3月28日から30日まで仙台市で開催された日本薬学会第126年会にて、大麦若葉エキスの研究発表を行いました。
≫ 詳しくは日本薬学会第126年会ホームページにて

【目的】
我々はダイオキシン類やポリ塩化ビフェニール(PCB)、農薬など環境由来の化学物質に複合的に曝露している。我々は血中PCB濃度が血中ダイオキシン類有機塩素系農薬の濃度と相関すること、母体血濃度から臍帯中濃度が推定できることを示してきた。そこで一般日本人のPCB曝露がどの程度であるかを明らかにすると共に、体内PCB曝露を低減する方法として大麦若葉エキス末(日本薬品開発株式会社製)の効果を検証することを目的とする。

【方法】
20代~70代の一般男女145名および大麦若葉エキス末を飲用している40代~70代の女性10名から末梢血を採取し、株式会社エスアールエルが開発したパックドカラムGC/ECD法による迅速PCB測定法(第8回環境ホルモン学会PA-26,2005)で全血中のPCB濃度を測定した。本研究は千葉大学大学院医学研究院の倫理委員会の承認を、協力者からは文書による同意を得てサンプルを採取した。

【結果および考察】
総PCB濃度は20代男性で0.3±0.14ng/g-wet、女性で0.28±0.07 ng/g-wet、40代男性で0.75±0.30ng/g-wet、女性で0.53±0.26ng/g-wet、60代男性で1.47±1.44ng/g-wet、女性で1.07±0.50ng/g-wetであり、男女とも、年齢が上昇するとともに高くなった。女性を出産経験の有無で分けてPCB濃度を見ると、出産無経験者は男性と変わりなかったが、出産経験者は出産経験無の方よりPCB濃度が低かった。また、出産経験有の大麦若葉エキス末の飲用者は、そうでない出産経験者より平均約20%程度血中PCB濃度が低く、大麦若葉エキス末によるPCB低減効果が認められた。今後さらにN数を増やすと共に、他の化学物質の低減効果についても検証する計画である。

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