研究発表

日本薬品開発株式会社 HOME 研究発表 大麦若葉青汁粉末を経口投与したマウスにおける腹腔細胞のNO産生機能について

研究発表

2006年 【第21回 老化促進モデルマウス(SAM)研究協議会(名古屋)】
大麦若葉青汁粉末を経口投与したマウスにおける腹腔細胞のNO産生機能について

小橋由佳、吉岡新、細川友秀(1)、青塚康幸(2)
(1:京都教育大・理学科・生命科学、2:日本薬品開発)

日本薬品開発株式会社は2006年7月27日から28日まで名古屋市で開催された老化促進モデルマウス(SAM)研究協議会にて、以下の大麦若葉エキスの研究発表を行いました。

【目的】
青汁は緑色植物の各種成分を消化吸収性のよい形で含み、健康への有用性が注目されている。なかでも、大麦若葉の搾汁液から製造される青汁粉末は保存性と品質に優れ、抗酸化物質、クロロフィル、など各種の生理機能物質を含み、抗炎症作用、抗潰瘍作用、抗高コレステロール血症作用などを有する1)。本研究では、大麦若葉青汁粉末の摂取が免疫機能に与える影響を調べるため、マウスに青汁を経口投与して腹腔細胞の一酸化窒素(NO)産生機能を測定した。

【材料と方法】
SAMP1/KueとC3H/HeSlcマウスの3~9ヶ月齢を使用。蒸留水0.5mlまたは青汁粉末3mg~25mgを0.5mlの蒸留水に懸濁して、毎日または隔日で2~8週間経口投与した。各マウスから腹腔細胞を得て、96-wellプレートに付着性細胞を接着させ10ng/ml LPS、0.75または1.5ng/ml IFN-γ、10ng/ml LPS+0.75ng/ml IFN-γを含むRPMI1640完全培地で48時間培養後、上清中のNO2-濃度をGriees法により測定。

【結果】
3月齢から1または2ヶ月間青汁3mgを毎日投与したC3H/Heでは、腹腔細胞のNO産生機能が有意に亢進した。6月齢から5mgを隔日で1ヶ月間投与したC3H/HeでもNO産生機能が有意に亢進した。6月齢または9月齢から隔日で2または4週間投与したSAMP1では、逆にSAMP1の加齢に伴うNO産生機能の亢進を抑制する傾向があった。

【結論と考察】
青汁投与はC3H/He腹腔マクロファージのNO産生機能を高めて免疫機能を上げる。加齢に伴いNO産生が亢進するSAMP1ではその亢進を妨げる傾向が見られたが、さらに検討が必要である。

年別アーカイブ

このページの先頭へ