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研究発表

2011年 【第18回日本未病システム学会学術総会(名古屋)】
正常高値血圧者に対する大麦若葉青汁摂取による長時間自律神経活動のスペクトル推定の試み

◯沖田 善光(1)、筌口 桃江(2)、中村 晴信(3)、甲田 勝康(4)、小原 久未子(3)、青塚 康幸(2)、杉浦敏文(5)
(1:静岡大学・創造科学技術大学院、2:日本薬品開発株式会社、3:神戸大学大学院、4:近畿大学医学部、5:静岡大学・電子工学研究所)

日本薬品開発株式会社は、2011年11月19日から20日まで名古屋市で開催された「第18回日本未病システム学会学術総会」にて、大麦若葉エキスの研究発表を行いました。
≫ 詳しくは第18回日本未病システム学会学術総会ホームページにて

【目的】
疫学研究おいて、野菜摂取が心血管疾患に有益な効果があることが明らかにされている。高血圧患者では、野菜の消費量に伴って血液中の中性脂肪、全コレステロール、LDLコレステロールの低下が報告されており、介入研究においても野菜の摂取量に伴って血圧は統計的に有意な負の関係を示している。最近では、野菜に天然GABAが含まれることが明らかにされている。GABAのヒトに対する一般的な急性期効果として、自律神経活動より副交感神経活動の亢進及び交感神経活動の低下、並びに、脳波よりα波の増加及びβ波の低下によるリラックス作用或いは鎮静作用が知られている。これまで我々は、大麦若葉青汁に含まれる天然GABA成分の摂取により、健常者の自律神経活動は、副交感神経活動及び総自律神経活動が亢進することを報告してきた。今回我々は、正常高値血圧者に対する大麦若葉青汁摂取による長時間自律神経活動の自己回帰モデルからのスペクトル推定を実施し、天然GABAを含む大麦若葉青汁の自律神経活動の変化について報告する。

【方法】
正常高値血圧者1名を対象に、大麦若葉青汁を朝食と昼食の2時間後(10時と14時の2回)に摂取させ、日中の血圧と心電図データを携帯型装置で連続記録した。4日後に同じ対象者にplaceboを大麦若葉青汁の場合と同様のプロトコールにて摂取させた。両摂取方法はダブルブラインドで実施した。また心拍変動解析は、最適なモデル次数を探索後、システムモデルの安定性を確認した上で、自己回帰モデルからスペクトル推定精度の向上を試みた。

【結果】
大麦若葉青汁を摂取した場合は、placeboと比較して日中に収縮期血圧及び拡張期血圧の低下、自律神経活動より副交感神経活動及び総自律神経活動の亢進がみられた。

【考察】
今回の1例の結果から何らかの結論を得ることは不可能であるが、今後の研究展開において、日中の大麦若葉青汁摂取が急性効果として血圧および自律神経活動に影響を及ぼす可能性について、十分な被験者数を確保した後に再検討する余地があることが示された。

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