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研究発表

2010年 【第64回 日本栄養・食糧学会(徳島)】
大麦若葉青汁摂取前後における自律神経機能及び血行動態力学応答の変化について

○青塚 康幸(1)、沖田 善光(2)、筌口 桃江(1)、中村 晴信(3)、甲田 勝康(4) 、高橋 勲(2) 、木村 元彦(5) 、杉浦 敏文(6)
(1:日本薬品開発株式会社・研究開発部 、2:静岡大学・創造科学技術大学院、3:神戸大学大学院・人間発達環境学研究科、4:近畿大学・医学部、5:静岡大学・工学部、6:静岡大学・電子工学研究所)

日本薬品開発株式会社は、2010年5月21日から23日まで徳島市で開催された「第64回 日本栄養・食糧学会大会」にて、主に静岡大学との共同研究による大麦若葉エキスの研究発表を行いました。
≫ 詳しくは第64回 日本栄養・食糧学会大会ホームページにて

【目的】
ヒトの体内で生じる慢性的な酸化ストレスは、がん・心臓疾患・脳血管疾患の三大疾病をはじめとする様々な生活習慣病を引き起こす原因のひとつであると考えられている。したがって、この酸化ストレスを抗酸化物質の摂取によって低減できれば、発症予防につながるものと期待される。野菜には強い抗酸化作用をもつ物質が多く含まれており、最近の疫学的研究から、野菜を多く摂取することで三大疾病を抑制することが示唆されている。また、抗酸化物質が自律神経系に影響を及ぼすことも知られている。そこで本研究では、多くの抗酸化物質を含む大麦若葉青汁の摂取がヒトの自律神経機能及び血行動態力学応答に及ぼす影響について調べた。

【方法】
健康な男女5名(平均年齢43.8±16.6歳)を対象とし、大麦若葉青汁を摂取する前・後での被験者の血圧(収縮期、拡張期)、 1回拍出量、心拍出量、心臓負荷指数、総末梢血管抵抗を脈波・コロトコフ音記録計を用いて測定した。さらに、心拍変動(R-R間隔)からパワースペクトル密度解析によって算出した周期成分の周波数と強度より自律神経の活動を評価した。また、同様の試験を、大麦若葉青汁を1ヶ月継続摂取した後、再度繰り返し行い、両試験間の結果を比較した。

【結果】
大麦若葉青汁の摂取により、収縮期血圧の低下、副交感神経活動の亢進、総自律神経活動の亢進がみとめられた。

【考察】
本試験において、大麦若葉青汁の摂取により副交感神経および総自律神経活動が亢進し、一方で、交感神経活動には大きな変化がみとめられなかったことから、青汁の総自律神経活動の亢進作用は主に副交感神経の亢進によるものであることが示唆された。また、収縮期血圧を低下する効果が認められたことから、血圧の上昇に関連した病気によるリスクを低減する作用が大麦若葉青汁に存在する可能性が示唆された。

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