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研究発表

2010年 【日本薬学会 第130年会(岡山)】
大麦若葉青汁粉末の免疫機能に及ぼす影響について(第5報)

○西岡敬介(1)、山﨑慎吾(1)、青塚康幸(2)、細川友秀(1)
(1:京都教育大、2:日本薬品開発)

日本薬品開発株式会社は、2010年3月28日から30日まで岡山市で開催された「日本薬学会第130年会」にて、大麦若葉エキスの研究発表を行いました。

【目的】
大麦(Hordeum vulgare L. var. nudum Hook)若葉の青汁粉末は保存性と品質に優れ、抗酸化物質、クロロフィルなど各種の生理機能物質を含み、抗炎症作用、抗酸化作用などを有する。本研究では大麦若葉青汁粉末の摂取が免疫機能の加齢変化に与える影響を調べることを目的として、青汁経口投与マウスの赤血球結合IgG 自己抗体量と腹腔マクロファージの異種赤血球貪食機能を測定した。

【材料と方法】
C3H/HeSlc雌マウスの6ヶ月齢と12ヶ月齢を使用した。蒸留水0.5mlまたは青汁粉末5mgを懸濁した蒸留水0.5mlを、1日1回で週5回、4週間経口投与した。投与期間終了後、各マウスから末梢血と腹腔細胞を得た。末梢血はマウスごとに5回の遠心により血漿成分をPBSで洗浄除去後、蒸留水処理により溶血してELISAにより溶血液中のマウスIgGを定量した。腹腔細胞はマウスごとに2×105cells/wellで96-wellプレートにて一夜培養後、非付着細胞を洗浄除去し、各濃度のマウス抗血清で感作した羊赤血球または非感作羊赤血球を4×106cells/well加えて2時間貪食させ、各wellを2回PBS洗浄後30秒間低張液処理し、非貪食羊赤血球を溶血し洗浄した。各wellにジメチルスルホキシドを加えて、貪食羊赤血球をマクロファージごと溶血後ヘモグロビン溶液の濃度を415nmで定量した。

【結果】
青汁粉末投与は、7ヶ月齢と13ヶ月齢どちらの月齢においても赤血球結合IgG自己抗体量を有意に減少させた。また、抗体感作および非感作羊赤血球を貪食するマクロファージの機能は、対照群では13ヶ月齢で亢進する傾向を示したが、青汁投与群では2つの月齢間で全く差はなかった。

【考察と結論】
今回の結果は、青汁粉末の経口摂取が加齢に伴う自己抗体の産生増加を抑制するとともに、加齢に伴うマクロファージ貪食機能の亢進を抑制することを示唆する。

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