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研究発表

2010年 【日本薬学会 第130年会(岡山)】
大麦若葉青汁粉末の免疫機能に及ぼす影響について(第4報)

○細川友秀(1)、筌口桃江(2)、上山英夫(2)、青塚康幸(2)
(1:京都教育大、2:日本薬品開発)

日本薬品開発株式会社は、2010年3月28日から30日まで岡山市で開催された「日本薬学会第130年会」にて、大麦若葉エキスの研究発表を行いました。

【目的】
本学会で我々は大麦(Hordeum vulgare L. var. nudum Hook)若葉青汁粉末が免疫機能に与える影響を調べ、青汁粉末を経口投与したマウスでマクロファージの一酸化窒素(NO)産生機能が増強されること、また、青汁粉末水可溶性画分の存在下でマクロファージのNO産生反応が増強されることを報告してきた。今回、さらに大麦若葉青汁粉末の水抽出液を分画して、マクロファージのNO産生反応を増強する成分の性質を検討した。

【材料と方法】
青汁粉末5gをイオン交換水50mlに加え、室温で30分撹拌後、10000rpm,20℃で20分遠心し上清を得た。上清を濾紙濾過し、10分間沸騰水浴後、同様に遠心して得た上清に、2倍量のクロロフォルムを加えて10分間2回抽出し、水層をアンバーライトXAD-2カラムで分画し、非吸着画分と吸着(メタノール)溶出画分を得た。C57BL/6マウスから得た腹腔細胞を96-wellプレートで一夜培養後、非付着細胞を洗浄除去し、RPMI1640完全培地のみ、または、IFN-γを20ng/mlに添加し、さらに、各XAD-2分画画分を無添加、0.001から0.33%(v/v)含むようにRPMI1640完全培地を加え100µl/wellとして24時間培養して、各wellの上清中のNO2‐濃度をGriess法で測定した。

【結果】
XAD-2カラム非吸着画分を加えた培養では、マクロファージのNO産生反応の増強はほとんど認められなかった。一方、XAD-2カラム吸着画分を加えた培養では、添加濃度によってNO産生反応が有意に増強された。

【考察と結論】
今回の結果は、青汁粉末の水可溶性成分がマクロファージに直接作用してNO産生反応を増強することを確認するとともに、増強活性を示す成分がフラボノイドを含むことを示唆する。

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