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研究発表

2009年 【日本薬学会 第129年会(京都)】
大麦若葉の青汁成分の研究(第57報) 大麦若葉抽出液のメラノーマB16におけるメラニン合成阻害作用について

○青塚康幸、筌口桃江、帆足和憲、中根時彦、上山英夫(日本薬品開発)

日本薬品開発株式会社は2009年3月26日から28日まで京都市(国立京都国際会館)で開催された日本薬学会 第129年会にて、大麦若葉エキスの研究発表を行いました。
≫ 詳しくは日本薬学会 第129年会ホームページにて

【目的】
我々はこれまで大麦(Hordeum vulgare L. var. nudum Hook)若葉の搾汁液に、抗炎症作用・抗酸化作用・抗潰瘍作用・免疫賦活作用・脂肪抑制作用などを有する各種の生理機能物質が含まれていることを報告してきた。本研究では、メラノーマ培養細胞を用いて、大麦若葉搾汁粉末の水抽出液のメラニン合成に及ぼす効果について検討した。

【材料と方法】
マウスメラノーマ細胞株B16を6well plate に2×106/2mL/wellの濃度で播種し、10%ウシ胎児血清、2mM theophylline及び1%-5%の濃度の大麦若葉水抽出液を含むMEM培地で37℃、5%CO2で3日間培養した後、細胞を0.1%TrionX-100含有1N NaOHで溶解し、溶解液の415nmにおける吸光度よりメラニン量を測定した。また、細胞増殖に及ぼす影響についてはWST-8を用いて検討した。

【結果及び考察】
大麦若葉水抽出液1%、2.5%、5%の添加群では、非添加群に比較し、濃度依存的に、それぞれ45%、56%、84%のメラニン合成阻害が認められた。しかし、使用した濃度の水抽出液は、まったく細胞増殖に影響を及ぼさなかった。以上の結果より、大麦若葉青汁中には、B16細胞のメラニン合成を抑制する成分が存在すること、また、その阻害メカニズムは細胞増殖抑制によるものではないことが示唆された。抑制の機序及び有効成分については不明であり、さらなる検討が必要である。

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