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研究発表

2009年 【日本薬学会 第129年会(京都)】
大麦若葉青汁粉末の免疫機能に及ぼす影響について(第3報)

○細川友秀(1)、帆足和憲(2)、上山英夫(2)、青塚康幸(2)
(1:京都教育大、2:日本薬品開発)

日本薬品開発株式会社は2009年3月26日から28日まで京都市(国立京都国際会館)で開催された日本薬学会 第129年会にて、大麦若葉エキスの研究発表を行いました。
≫ 詳しくは日本薬学会 第129年会ホームページにて

【目的】
大麦(Hordeum vulgare L. var. nudum Hook)若葉の搾汁液から製造される青汁粉末は保存性と品質に優れ、各種の生理機能物質を含む。我々は大麦若葉青汁粉末が免疫機能に与える影響を調べ、日本薬学会第127年会で青汁粉末経口投与によりマウス腹腔マクロファージの一酸化窒素(NO)産生機能が増強されることを報告した。今回は、NO産生機能の増強機序を調べるため、青汁粉末水可溶性成分のマクロファージへの直接効果を検討した。

【材料と方法】
青汁粉末を蒸留水に100mg/mlで懸濁、4℃一夜攪拌後、16,500gで10分遠心し上清を得た。上清を0.45μm membraneを通して青汁粉末の水可溶性画分とした。また、若齢と老齢のC3H/HeSlcマウスから得た腹腔細胞とマクロファージ細胞株RAW264.7を使用した。各細胞を96-wellプレートで一夜培養後、非付着細胞を洗浄除去し、RPMI1640完全培地のみ、LPSを10ng/mlを添加、または、INF-γを1.5ng/mlに添加し、さらに、青汁成分を無添加、青汁粉末の水可溶性画分を0.001、0.01、または0.1%(v/v)含むようにRPMI1640完全培地を加え100μl/wellとして24時間培養した。各wellの上清中のNO2-濃度をGriess法で測定した。

【結果】
若齢と老齢マウスどちらの腹腔マクロファージも、水可溶性画分を0.001から0.1%加えた培養でNO産生が有意に増加した。刺激物質無添加の培養でもNO産生が増加する傾向を示した。RAW264.7細胞の培養でも水可溶性画分を0.001から0.1%加えることで、LPS刺激によるNO産生反応が有意に増強された。

【考察と結論】
今回の結果は、青汁粉末の水可溶性成分が老若個体のマクロファージに直接作用してNO産生反応を全体的に増強することを示す。亢進の機序は不明であり、さらに検討が必要である。

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