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研究発表

2008年 【日本薬学会 第128年会(横浜)】
大麦若葉青汁粉末の免疫機能に及ぼす影響について(第2報)

○細川友秀(1)、青塚康幸(2)
(1:京都教育大、2:日本薬品開発)

日本薬品開発株式会社は2008年3月26日から28日まで神奈川県横浜市(パシフィコ横浜)で開催された日本薬学会 第128年会にて、大麦若葉エキスの研究発表を行いました。
≫ 詳しくは日本薬学会 第128年会ホームページにて

【目的】
大麦(Hordeum vulgare L.var.nudum Hook)若葉の搾汁液から製造される青汁粉末は保存性と品質に優れ、抗酸化物質、クロロフィルなど各種の生理機能物質を含み、抗炎症作用、抗酸化作用などを有する。我々は大麦若葉青汁粉末の摂取が免疫機能に与える影響を調べ、昨年、青汁摂取によりマクロファージの一酸化窒素(NO)産生機能が増強されることを報告した。今回は、青汁粉末を経口投与したマウスの脾臓細胞を採取し、抗体産生機能に及ぼす影響を調べたので報告する。

【方法】
C3H/HeSlc雌マウスの3ヶ月齢と22ヶ月齢を、それぞれ若齢群と加齢群として使用した。蒸留水0.5mlまたは青汁粉末5mgまたは25mgを0.5mlの蒸留水に懸濁して、隔日で4週間マウスに経口投与した。各マウスから脾臓細胞を得て、24-wellプレートの各wellに個体ごとに1×106細胞を分注し、0.01μg/ml、または、5μg/mlの濃度にLPSを加えたRPMI1640完全培地、または、LPSを加えないRPMI1640完全培地で7日間培養後、上清中のIgM抗体濃度をELISA法により測定した。

【結果】
3ヶ月齢から1ヶ月間にわたって青汁5mgを経口投与したC3H/Heマウスでは、脾臓細胞のIgM抗体産生反応が有意に亢進した。22ヶ月齢から1ヶ月間青汁5mgを投与したマウスでもIgM抗体産生反応が有意に亢進した。

【考察】
青汁投与はC3H/Heマウス脾臓細胞のIgM抗体産生機能を高めて免疫機能を増強する。その効果はC3H/Heマウスの加齢個体でも認められる。昨年、われわれは青汁投与により腹腔マクロファージのNO産生機能が増強されることを報告したが、これらの増強効果の仕組みは今後の検討課題である。

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