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研究発表

2007年 【日本薬学会 第127年会(富山)】
大麦若葉の青汁成分の研究(第53報) 大麦若葉のフラボノイドによる脂肪細胞の脂肪滴蓄積抑制作用

○糸永美奈、吉森華香、木曽博士、上山英夫、青塚康幸(日本薬品開発)

日本薬品開発株式会社は2007年3月28日から30日まで富山県富山市で開催された日本薬学会第127年会にて、大麦若葉エキスの研究発表を行いました。
≫ 詳しくは日本薬学会第127年会(富山)ホームページにて

【目的】
前回、大麦若葉抽出液中に脂肪細胞分化又は脂肪滴蓄積を抑制する作用を持つ物質の存在を報告してきた(第126年会 日本薬学会)。今回大麦若葉抽出液中の主要な成分である2種類のフラボノイド(saponarin、lutonarin)及びそれらのアグリコンであるapigenin、luteolinについて、脂肪滴蓄積・中性脂肪産生に及ぼす効果を検討した。

【方法】
マウス脂肪前駆細胞株(3T3-L1)を以下のとおり培養し脂肪滴染色及び中性脂肪量を測定した。
(1)脂肪滴染色:24well plateに3T3-L1細胞を3.0×104/2ml/wellで播種し3日間培養後、分化誘導因子(0.5mM IBMX、1μM dexamethasone)と各濃度のフラボノイド(saponarin、lutonarin、apigenin、luteolin)を含む培地で3日間培養、成熟脂肪細胞へ分化誘導させ、更に10μg/ml insulinとフラボノイドを含む培地で3日間培養した。次に誘導物質を含まない培地に置換し7日間培養した後、脂肪滴を色素(Oil Red O)で染色した。
(2)中性脂肪測定:6well plateに細胞を7.5×104/5ml/wellで播種し3日間培養後、分化誘導因子(0.5mM IBMX、1μM dexamethasone、10μg/ml insulin)を含む培地で3日間培養し、成熟脂肪細胞へ分化誘導させた後、10μg/ml insulinとフラボノイドを含む培地で10日間培養し、細胞内中性脂肪量をGPO・DAOS法で測定した。

【結果および考察】
4種類のフラボノイド添加群では、非添加群に比較し脂肪滴蓄積抑制及び中性脂肪産生抑制作用が認められた。今後は、成熟脂肪細胞へ分化後に脂肪滴蓄積を抑制するのか、脂肪前駆細胞から成熟脂肪細胞への分化を抑制することにより脂肪滴蓄積を抑制するかについての検討を進める予定である。

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