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研究発表

2007年 【日本薬学会 第127年会(富山)】
大麦若葉青汁粉末の免疫機能に及ぼす影響について(第1報)

○細川友秀(1)、青塚康幸(2)
(1:京都教育大・生命科学、2:日本薬品開発)

日本薬品開発株式会社は2007年3月28日から30日まで富山県富山市で開催された日本薬学会第127年会にて、大麦若葉エキスの研究発表を行いました。
≫ 詳しくは日本薬学会第127年会(富山)ホームページにて

【目的】
大麦(Hordeum vulgare L.var.nudum Hook)若葉の搾汁液から製造される青汁粉末は保存性と品質に優れ、抗酸化物質、クロロフィルなど各種の生理機能物質を含み、抗炎症作用、抗酸化作用などを有する。本研究では、大麦若葉青汁粉末の摂取が免疫機能に与える影響を調べることを目的として、マウスに青汁粉末を経口投与し、腹腔細胞を採取して一酸化窒素(NO)産生機能を測定した。

【材料と方法】
C3H/HeSlcマウスの3~6ヶ月齢を使用した。蒸留水0.5mlまたは青汁粉末5mg~25mgを0.5mlの蒸留水に懸濁して、毎日または隔日で2~8週間マウスに経口投与した。各マウスから腹腔細胞を得て、96-wellプレートの付着細胞を接着させ、大腸菌リポ多糖(LPS)を10ng/ml、または、インターフェロン-γ(INF-γ)を0.75または1.5 ng/ml、または、LPS10ng/mlとINF-γ0.75ng/ml含むRPMI1640完全培地で、48時間培養後、上清中のNO2-濃度をGriees法により測定して各条件の培養におけるNO産生を評価した。

【結果】
3ヶ月齢から1または2ヶ月間青汁3mgを毎日投与した場合、腹腔細胞のNO産生機能は青汁投与群で有意に亢進し、2ヶ月間投与の方が効果は顕著であった。3ヶ月齢から5mgを隔日で1ヶ月間投与したマウスでも青汁投与群で腹腔マクロファージのNO産生機能が有意に亢進した。3ヶ月齢から5mgまたは25mgを隔日で1ヶ月間投与した場合、5mgと25mgのどちら投与も有意にNO産生機能を亢進し、25mgの方が効果は顕著であった。6ヶ月齢マウスで同様に5mgと25mgを隔日で1ヶ月間投与したが、効果は小さく5mg投与群で有意な亢進が見られた。

【結論と考察】
青汁投与はC3H/He腹腔マクロファージのNO産生機能を高めて免疫機能を上げる。亢進の機序は不明であり、さらに検討が必要である。

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